※取り付け作業上のあらゆる事故、故障、傷害等について、弊社はいかなる責任も負いませんので、予めご理解ご了承下さい。
※取り付作け業には適切な工具を使用し、安全な場所で複数名で行って下さい。
※作業に不安をお持ちの場合は、カーショップ等に取り付け作業を依頼して下さい(作業工賃はご負担下さい)。
※本製品を改造しての使用はお止め下さい。
※サイドエアバッグには対応しておりません。事故の際にサイドエアバッグが機能しない可能性がありますが、それに起因する損害等について、弊社はいかなる責任も負いませんので、予めご理解ご了承下さい。
※シートヒーター等、純正シートに装備されている機能が低下する場合があります。
※取り付け後は、定期的に装着状態を確認して下さい。
作業の前に取付説明書に記載された車両情報が取り付け車両に適合しているか、全てのパーツが揃っているか、破損がないかを確認します。異品や製品不良等はこの時点で把握し、取り付け作業は中断して下さい。
なおシート各部の呼称ですが、頭部をヘッドレスト、背もたれ部分をバックレスト、座面部分をシートクッションと呼んでいます。
カバーを装着しやすいようにシート位置を調整します。
ヘッドレストが別体になっている場合は、バックレストから抜き取ります。
殆どの場合、ヘッドレストロッドを固定しているスリーブのべゼルにロックを解除するためのボタンが付いています。このロック解除ボタンを押しながらへッドレストを上方に抜き取ります。
フロントのシートクッションにカバーを装着します。
カバーを前端側から被せます。
カバーの後端をバックレストとシートクッションとの間の隙間に通してシートの背面に持っていきます。
無理に引っ張ったり押し込んだりするとカバーが破れる恐れがありますので、シートクッションやバックレストを圧迫して押さえ込み、隙間を大きくしてから行うようにして下さい。
カバーの側部左右から出ている外周の紐は、シートの背面下部に引き出しますので、カバーの下に挟み込まないように注意して下さい。
付属の通しを使用して、カバーの側部左右にある紐をシート背面下部に引き出します。
カバー側部から引き出した左右の紐と、カバーの後端にある左右の紐とそれぞれ結びます。
前部や側部のフィッティングを確認してから片側の紐同士を結び、もう片側の紐を適度にひっぱりながら結びます。
紐がシートの前後スライド調節の動きを妨げないよう、またスライド調節と同調して動くよう十分に注意して、紐を通す位置や結ぶ位置、結び目の長さを調節して下さい。結んだ後は前後方向にスライドさせ、紐がスライドレールに噛み込んだり、紐がひっぱられたりしないことを必ず確認して下さい。
カバーの後端中央にある紐をシートの下を通して前側に持ってきます。その紐をカバーの前端中央にある切り欠き部から見える外周の紐と結びます。
カバーのフィッティングを確認しながら紐を引っ張る強さや結ぶ位置を調節して下さい。
フロントのバックレストにカバーを装着します。
バックレストのカバーを裏返しにします。
バックレストの上端部でシートの中心とカバーの中心を合わせます。ヘッドレストのべゼルや縫い目を見ながら慎重に合わせて下さい。
中心を合わせたら、カバーを表面にひっくり返すようにして下方向へずらしながら被せていきます。
無理に引っ張ったり押し込んだりするとカバーが破れる恐れがありますので、シートの表面を滑らせるようにして、前後左右均等に被せていきます。
サイドサポート等、出っ張りのある箇所では装着がきつくなります。無理に被せようとするとカバーが破れる恐れがあります。このような箇所では出っ張り部分のウレタンを手で圧迫して押しつぶし、出っ張りの少ない状態を保ちながらカバーを被せるようにして下さい。
出っ張り部分の装着は一人で行うよりも誰かのサポートがあったほうが良いでしょう。このような箇所はできるだけ速やかに装着を行うことが重要です。
バックレストの下部までカバーを被せます。
中心位置がずれていないか、左右対称になっているかを確認し、適宜フィティングを調整します。
しわになっている箇所は手のひらで広げながら伸ばし、シート形状になじませていきます。
バックレスト上体のフィッティングを確認したら、カバー下部のフラップをバックレストとシートクッションとの隙間を通してシートの背面に持っていきます。
フックでカバーを傷つけないように注意して下さい。
無理に引っ張ったり押し込んだりするとカバーが破れる恐れがありますので、シートクッションやバックレストを圧迫して押さえ込み、隙間を大きくしてから行うようにして下さい。
カバーの前面及び背面の下部にあるフックをシート底面にあるスプリングに引っ掛けて固定します。
シート底面です。フックはこのようにして固定します。この車両の場合は合計5箇所です。
全体的なフィッティングを確認します。
ヘッドレストロッドのべゼル位置を確認します。
ハサミ等で中心に穴を開けます。
べセルの大きさよりも小さ目に、十字の切れ込みを入れます。
切れ込みが大きすぎるとべセルから切れ目が見えてしまい、逆に小さすぎるときつすぎてべゼルをカバーの上側に押し出せません。切れ込みの大きさは少しずつ調整して下さい。
べセルをカバーの表面に露出させます。やりにくい場合は切れ込みの大きさを若干大きくしたり、カバー裏側のスポンジを一部切り取って下さい。
"すばやく"そして"大胆かつ慎重に"がうまくやるコツです。
べセルを押し出したら、はみ出ているカバーの端部をヘラ等でべセルの下に隠します。。
同様にしてもう片側のべセルもカバーの表面に露出させます。。
フロントのヘッドレストにカバーを装着します。
ヘッドレストのカバーを裏返しにして位置合わせをします。ここでの位置合わせがフィッティングに大きく影響しますので慎重に行って下さい。
位置合わせをしながら前後左右均等に被せていきます。
バックレストと同じように、出っ張りのある箇所は手で圧迫しながら被せます。カバーの作りはタイトになっていますので、そのまま無理に被せようとはしないで下さい。
全体を被せてフィッティングを確認したらマジックテープで固定します。
バックレストに差し込みます。
ヘッドレストは後突の際に頭部や頚椎への衝撃を和らげる為の重要な装備ですので、外したままにせず、必ず装着するようにして下さい。
もう片側のシートも同様に装着します。
リアのシートクッションにカバーを装着します。
この車両の場合は、シートクッションを取り外します。取り外し方法は車両によって様々です。
シートクッションにカバーを被せて裏返しにします。
左右のコーナーからそれぞれ2本出ている外周の紐を片側で結びます。
カバー外周の端部が内側へ回り込むように、もう片側のコーナーにある紐同士を引っ張りながら結びます。
カバーの後端からの紐をカバー前端にある切り欠き部から見える外周の紐に結びます。この車両の場合は中央と左右の3箇所です。
リアのバックレストにカバーを装着します。
手順はフロントのバックレストと同じです。
位置合わせをしながら前後左右均等に被せていきます。出っ張りのある箇所は注意して下さい。
カバー下部のフラップをシートの背面に持っていきます。
バックレストを前倒し姿勢にします。
前面からのカバー下部にあるフックをバックレストに固定します。
純正シート背面下部のフラップをカバー背面下部のフラップにマジックテープで固定します。
カバー前面下部のフラップを純正シート背面下部のフラップにマジックテープで固定します。
背面下部のフラップをラゲッジマットにマジックテープで固定します。
もう片側のバックレストも同様に装着します。
ヘッドレストにカバーを装着し、シートクッションを元に戻したら完成です。
最後にもう一度全体的なフィティングを確認し、適宜修正して下さい。
この装着方法は一例です。バックレスト、シートクッション、ヘッドレストの構成は車両によって様々で、カバーの装着方法もぞれぞれ異なります。実際の装着にあたっては、商品に付属の取付説明書に従って下さい。